ロッド・ビルディング タイラバ用

魚釣り

初めての釣り竿つくりにトライしました。
「途中で投げ出して、おしまいかな?」
「素人が釣り竿なんて、つくれるのかよ。」
「どうせ、使い物にはならないよ。」
そんな風におもったのですが、案の定、
失敗やトラブルの連続で途中で投げ出しそうにもなりましたが
色々教えてくれた、釣具屋さんのおじさんの顔が浮び、「何とか完成させてやる。」
という気合と根性で頑張りました。
結果的に、そこそこなものが出来ましたので、皆さんもこれを読みながら、
トライしてはいかがですか。

全てが手探り状態での開始です。

何が必要で、どのように使うのか全く分からない状態のスタート。

ネットでロッド・ビルディングを調べてみると、結構近くに釣具屋さんを発見。

さっそく訪問することにしました。

釣具屋さんに感謝。

湘南地域、藤沢駅の近くに

「ふじさわ釣り具」

と言う釣り竿の材料やパーツを販売している店を発見しました。

何が必要なのか、店員さんに聞くと、

釣り竿を作るには、ドライ・モーターが最低限必要とのことで、購入しました。

この道具は、釣り竿を乾燥させるときに、くるくる回して、液だれししないようにするものです。

あとは、釣り竿の材料で、

ブランクス(釣り竿の元みたいな、グラスファイバーの棒)、

ガイド(釣り竿についている糸を通すための物)、

ガイドを止めるための糸、あとエポキシの接着剤とコーティング用のエポキシ樹脂。

釣り竿のリールを付けたり腹に当てる部分は、別なカーボンパイプに付けるそうで、

お店の人に選んでもらいました。

釣り竿を作るのが、初めてだと店員さんに話せば、親切に親身になって教えてくれます。

大変お世話になりました。

製作開始です。

一番最初にしなくてはいけないことは、グラスファイバーの背中を探すことです。

無垢の釣り竿をしならせると、良く曲がる方と、曲がりにくい方があります。

私の場合、良く曲がる方が上になるようにセットすることにしました。

船釣りでは、ガイドが上になるからです。

リールシート

ブランクスに紙テープを巻き、バット部分とリールシートをエポキシ接着剤で固定。

エンドバットも接着。

一晩かけて固まるのを待ちます。

ここまでは、早かったのですが、スピードが極端にダウンです。

ガイドの装着

先端のガイドを接着して、残り12個のガイドが徐々に間をあけながら

均等につくように割り振り、糸を巻きやすいように足の先端が薄くなるように

やすりをかけてから、マスキングテープで仮止め。

糸を巻き始めたら、マスキングテープを外しながら、ガイドの足を押さえていきます。

貫輪を2号くらいの釣り糸で作り、巻き終わる3~5回前に入れて、

糸の端を貫輪に通して貫輪を抜き取り、残り糸をカットします。

途中に金色の飾り糸を入れてみました。

綺麗に作ろうとすると、飾り糸が絡んだり、イボが出来たりして・・・。

やり直しをしながら考え、段ボール箱で自作の糸巻用のブースを作り、苦労しながら

仕上げることが出来ました。

電動で糸を巻いてくれる機会もあるみたいですが、

私は、自分で作った段ボールの糸巻機なので、上手くいかないこともありました。

最終調整で、ガイドの位置を調整しましょう。

多少なら、曲がっていても、この時点で修正することがまだ可能です。

エポキシ・コーティングⅠ

コーティング剤をシンナーで薄目に溶き、100均で購入した

絵具筆と紙コップを使い、気泡を少なくするために、作ったコーティング剤を

3分くらい休ませてから、

糸を巻いた部分にしみこませながら、ドライモーターで回していきます。

(くれぐれも、エポキシのつけ過ぎには注意してください。)

塗布が終わったら、2日ほど、ドライモーターにかけたままにしておきます。

(ほったらかしにしないで、たまに様子は見てくださいね。)

エポキシコーティングⅡ

エポキシコーティングは、全部で3回行います。

工程は1回目とほぼ同じなので、2回分省略。

これで完成です。

完成した釣り竿を手にすると、早く釣りに行きたくて、うずうずします。

今回制作した釣り竿は、タイラバ用に作りました。

使用感ですが、今のところ、毎回釣果を上げています。

(まだ坊主はありません。)

良い竿に仕上がったと思います。

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