せっかくの休日に、高い船代を払ってマダイ釣りに行きボーズだったら。
家族にタイを釣ってくると見栄を切ってしまった都合、手ぶらでは帰れない。
釣れなかったから、また、魚屋さんで買ってきたのと言われたくない。
などと心配することはありません。
タイラバ釣りなら、マダイをゲットできる確率がマックスです。
私もタイラバ釣りを始めて2年ほどですが、必ず顔を拝んでいます。
また、釣り船の船長から、「あの人、今日はタイラバだから釣り方を教えてあげてよ。」
と言われるくらいまでです。
難しいことは抜きで、この通りに実践すれば、釣果が上がること間違いなし。
「ま~、こんなもんだ~。」と友達に自慢できるかもよ。
タイラバ釣りでマダイをゲットするには、(東京湾)
結論から申し上げて、初めての方でもマダイと出会うチャンスが一番高い釣りです。
しかし、「沖釣り」=「船釣り」となりますので、道具仕立てや、軍資金の準備が必要になります。
また、「船釣りは、酔ってしまうので」という方には、おすすめはしません。
道具仕立て
釣りをするには、釣り竿、リール、道糸、おもりなどの道具が必要になります。
タイラバには、タイラバ専用の竿と仕掛けが必要です。
タイラバの道具仕立て(基本編)
・釣り竿の選び方
まだ、関東地方では新しい釣り方になります。
釣具店でもバリエイションがあまり豊富ではないかも知れません。
釣り具屋さんに行かれると最近は、タイラバ・コーナーなるものが出来ていたりします。
この釣りがやっと、市民権を得たみたいですね。
前書きはさておき、
タイラバの竿は、2種類つづ 計4種類あります。
乗せの竿と、掛けの竿です。
私が使っている竿の感想ですが、乗せの竿の方が魚を手にする確率が高かったと思います。
掛けの竿も使っていますが、食いが浅いときは、バラシてしまうことが多いどすね。
船上で使用するため、長さは7フィート(約210センチメートル)程度の柔らか目の竿がベストです。
どうして、柔らか目が良いのかと言うと、魚の食い込みが良くなります。
おもり負荷ですが、東京湾では100グラム前後が主流となっているので、それに合わせて下さい。
どうしても潮が早くて、120グラムを使用することもありますが、気にしなくてOKです。
それくらいは、許容範囲内ですね。
おもりについては、色をよく聞かれるのですが、おもりの色は、あまり関係ないようです。
あと、釣り竿には、ベイトリール用とスピニングリール用があります。
私的には、ベイトリールから始めることをお勧めします。
こだわりが無ければ、D社かS社のものを選んでおけば間違いありません。
よほど慣れてきたら、スピニング・リールでちょい投げして、広く探るというのも
釣り方ですが、今回はベイトリールを使う方をお勧めします。
リール
リールだけは、良いものを選びましょう。
この釣りの要は、リールになります。
ドラグ・システムが良いか悪いかで、釣果に差が出てしまいます。
リール的には、小型で0.8~1.0号のPEラインを200メートル以上巻けるものがベストです。
リール・カウンターは、無くても良いですが、初心者には、あった方が使いやすいと思います。
私は、S社のカウンター付きのリールを愛用しています。
釣りの時は、ドラグを300グラムぐらいに緩くしておいてください。
マダイの引き込みは、かなり強いので、ドラグでかわす感じになります。
魚が弱ってきたら、徐々にドラグを締めて巻き上げていくようにします。
仕掛け等
道糸と仕掛けの間に、リーダーと呼ばれる先糸が必要になります。
だいたい、東京湾では3~4号のナイロンまたはフロロカーボン糸を3~4メートル付けます。
道糸に最強結びで縛りますが、分からなければ、チチワ結びでも問題はありません。
この糸がクッションの役割をするので、必ず入れましょう。
リールのドラグシステムが優秀でないと、リーダーだけではかわし切れず、
ラインブレイクにもつながるので、注意しましょう。
次は、タイラバです。
市販の物でOKですが、注意してもらいたいのが、重さと素材です。
おもりには、鉛とタングステンがあります。
ふつうは鉛の物を使いますが、タングステンの方が大きさを小さくできるという利点があります。
また、潮の流れが速いときは、他の人より早く底立ちが取れるという利点もあります。
しかし、購入時の値段が鉛の倍近くします。
両方を使用してみての感想ですが、釣果には、そんなに変わりは無いように思います。
東京湾では、100グラムが基本で、潮の早いときは120グラムを使用します。
私は普段、80グラムを使用していますが、底立ちが取れるのならば、
60グラムを使用するのもありです。
また、カラーやラバーの形状がいろいろあるので、どれが良いか迷います。
ここで、私の経験からすると、
重さは3種類(80,100,120グラム)
ラバーは、ネクタイがストレートの物は避けて、ピロピロしているもの。
カラーは、オレンジ・ゴールドです。
この一択です。
釣り方
この釣りは、釣り方に特徴があります。
船釣りなので、船長から「釣り場所についたのでどうぞ」みたいなアナウンスがあると思います。
まずは、仕掛けに絡みが無い事を確認して、静かに水中へ。
ゆっくりと動かせてネクタイがひらひらと動いていることを確認をして、
リールのクラッチを切りフリーにします。
この際に、バッククラッシュ(糸巻が回りすぎて糸が絡むトラブル)を防止するために、
糸巻に軽く指を置くサミングをしておきます。
おもりが着底した時に、糸の出が止まります。
サミングしていないと、着底を見逃すことがあります。
【重要1】着底を確認したら、間髪を入れずに巻き上げに転ずる動作を開始する。
マダイには、タイラバが何に見えているのかは分かりませんが、動きを止めてしまうと興味を失い、
タイラバにアタックしてこなくなってしまいます。
【重要2】巻き上げ速度は、一定の速度を守る。
海底から15メートルから20メートルくらいまでは一定の速さで巻き上げてください。
巻き上げの速さは、リールのハンドルを1秒間に1回転くらいの速度を基準にしてください。
近くにマダイがいれば飛びついてきます。
20メートルくらい巻き上げても当たりが無いときは、その地点からリールをフリーにして、
海底からの巻き上げを繰り返します。
【重要3】当たりがあっても、慌てることなく一定巻きを継続しましょう。
合わせを入れたり、巻き上げを止めたりしないで下さい。
この時点では、マダイはハリを咥えているだけでハリ掛りしていないので、バラシの原因になります。
巻き上げを継続しているうちに重量が乗ってきます。
そうなれば、ハリ掛りしているので、通常のヒットした時のやり取りを開始してください。
最後のランディングはタモ網を使用してください。
参考情報
釣りは特に、自然を相手にする遊びです。
天候不良で船が出ないとか、色々な気象条件が予想されます。
釣果を上げるための条件
マダイの釣果を上げるためには、事前の調査も必要です。
一番の要件は、「潮時」と「月齢」です。
冬の時期は、あまり潮が動かない「小潮」「中潮」が有利です。
夏の時期になると、より大きく動く「大潮」「中潮」が良く釣れます。
しかし、東京湾には、「走水」と言う地名もあるように、潮の流れが非常に早くなります。
その辺も考えに入れておいてください。(潮が速いから、身がしまっていて美味しい)
まとめ
釣り方の【重要】と付け加えた部分は、タイラバ釣法の要になります。
この釣りは、まだ関東に入ってきたばかりです。
釣り方も、スタイルも完成されていません。
今後、新しい道具や、釣り方が開発されるかもしれません。
現に、ビンビン・スイッチ、ビンビン・キャンディーなど新しいタイラバが開発中です。
未開発だけに、新たな発見もあるかも知れません。
皆さんも、タイラバに挑戦して、良い釣果を上げられることを期待します。
グット・ラック!