74式戦車 1/35 プラモデル 作り方

プラモデル

タミヤ製1/35スケール自衛隊74式戦車の作成記事なります。

戦車のプラモデルは作ってみいけど、作る自信が無い。
エアーブラシで綺麗に作れない。
ウェザリングをやってみたい。

エアーブラシを使用して、出来るだけ綺麗に作りたくて、丁寧に作成しました。
誰でもエアーブラシを使えば、綺麗に仕上げることが可能ですよ。

パッケージの絵柄は、冬季使用のものになっていますが、通常タイプをセレクトしました。
さっそく製作記事に入ります。

製作開始

パッケージの内部をチェックし、部品に欠損がないかどうかを確認します。

組み立て

最初は説明書の通りにプラ用ニッパで、部品をえぐらないように慎重に切り出します。

えぐらない様にとは、ランナー(プラモデルの部品のついている枠)に付いているゲート
(ランナーという枠と部品が付いている部分)を少しだ残して切るのがコツです。

残したゲートはカッターナイフか、サンドペーパーで丁寧に取り除きます。

サンドペーパーは、最初は400番、次に600番でこすると、きれいに処理できます。

この時の注意点ですが、

丸みをおびた物は丸く、平らなものは平たくやすりをかけ、

形を変えてしまわないように注意しましょう。

部品を徐々に組む立てていきますが、組み立てるときは、必ず仮組をしてください。

流し込み用の、液体接着剤を筆などで軽く塗り、はみ出さないようにするか、

すき間に毛細管現象を利用して、流し込んで接着しましょう。

塗装は、後からするので、気にせずに説明書の通りに組み立てていきます。

参考

このキットは、以前にあったモーター付きのプラモデルと同じ、古い金型で作られている様ですので、電池ボックスやスイッチなどの穴が開いています。その穴を塞ぐために、プラバンを張り付けることにしました。

外見の修正

やはり古いキットなので、あちらこちらにバリやひけなどがあります。

バリとは・・・金型の合わせ目が悪くて、プラスチックが板状に残ってしまうこと。

ひけとは・・・プラスチックが裏側の形状に引っ張られてへこんでしまうこと。

これらの個所「バリ・ひけ」を修正します。

バリはカッターややすりで削り、ひけはパテで修正します。

目立つ様な合わせ目は、目立たないように、パテをもって、やすりで修正していきます。

この時に、パテでディールが消されてしまいことがあります。

カッターやスジボリ用のケガキ針などで復活させます。

改造したいところなどがあれば、この時に一緒にやってしまいましょう。

このキットには、無線のアンテナが付いていないので、0.8mmの真鍮線を使用しました。

また、プラバンで細かいディールも追加しました。

下地塗装

下地塗装ですが、始める前にしなくてはいけないことがあります。

塗料のかかってはいけないところをマスキングします。

エアーブラシは、0.3ミリ口径を使用します。

74式では、砲身脇の四角い赤外線ボックスのガラス面は、マスキングですね。

1500番のサーフェイサー(グレー)を溶剤で3~4倍に希釈して塗装します。

ディールを潰さないために、厚塗りは絶対にしないで下さい。

サーフェイサーの上に錆色を薄く本下地として着色します。

エアーブラシで塗装をする際には、塗料はいつも3~4倍に希釈してから使用します。

本塗り

迷彩塗装にするために、自衛隊色のグリーンから塗装します。

なぜなら、グリーンが一番表面積が広いからです。

(この塗料は「自衛隊色」としてセットで販売されているものを使いました。)

次に茶色を塗装します。

設計図の模様に合わせて、フリーハンドで良いので、それらしく塗りましょう。

細部塗装に入ります。

機銃や、スモークの蓋、ライト類などを筆で丁寧に塗装します。

スライド・デカールを貼る。

デカールは、水に5~10秒ほどくぐらせてから、濡れたダスターの上に置き、

スライドデカールのノリが溶けて動くようになるまで待ちます。

このような状態になったら、スライドさせながら、デカールを貼っていきます。

貼った後に、やわらかい筆に水をしみこませて、デカールを拭くようにして内部の空気と、

水分を取り除きます。

次に、綿棒などで本体とデカールの間の水分を、更に吸い取っていきます。

その後、乾燥を待ちます。(乾燥が不十分だと、後で悲劇が起きますので、十分乾燥させてね。)

色やツヤを落ち着かせる作業。(クリアー塗装)

この作業をするには、注意しなければいけない点があります。

それは、「湿度」です。

艶消しのクリアー塗装をするのですが、湿度が高いと、透明のはずの塗料が

「白濁」してしまうことがあるからです。

湿度が60%を超えるようなら、中止することをお勧めします。

とりあえず、艶消しの透明クリアーを全体にかけて、トーンを均一化します。

履帯のディールと塗装。

無限軌道履帯
(キャタピラーとも言いますが、商標登録されていて、商品名になてしまうそうです。)は、

実物感が全くない状態なので、ボデーと履帯の間にティッシュペーパーを詰めてから、接着剤で

履帯を固定します。

そうすることにより、重みで垂れ下がった様に表現します。

履帯はその後に塗装します。

富士の赤土をイメージできる色で、着色しました。

フィルターリングとウエザーリング。

カタチ的には、完成ですが、なんか納得がいきませんよね。

そうです。

その通りです。

まずは、墨入れを行います。

エナメル塗料の焦げ茶色に、少量の黒を混ぜた色で、薄目液で更にシャバシャバのします。

この塗料を、筋や凹みなどに、毛細管現象を利用して入れていきます。

墨入れは、乾いたら綿棒に薄目液を含ませ、ふき取りながら、影には残し、自然な感じに汚します。

墨入れが終了したら、ぼかしになります。

同様に黄土色と白を少量混ぜ、砂誇りの様な、泥汚れの様な、色を作ります。

作った色を車体全体にペタペタ塗り、溶剤を含ませた筆でふき取っていきます。

この時に注意するべきことは、水の流れや、風の流れを考えながらふき取ること。

自然なウエザー・リングを心掛けて下さい。

チッピング(石跳ね等で塗装が剥げたあと)やオイル跡などは、気分で入れてください。

この時に使う色は、焦げ茶色に赤系をごく少量まぜると良いと思います。

黒を使うと変になることがあるので、避けましょう。

履帯は、赤、こげ茶、黄土色と少量の黒を混ぜた色で塗装しました。

最後に、タミヤのウエザリングマスターという汚しをしてから、もう一度クリアーを掛けます。

完成。

ディスプレイですが、100均の「ダイソー」に行くと、

400円位(ダイソーなのに100円で無い所がイラっとしますけど、)でケースを売っています。

そのケースの中に入れると見栄えがぐっとアップしますね。

ブースの中の床面も土色に塗装しました。

ついでに付属のフィギュアも載せてみました。

以上!

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