ハムになって、世界を相手に会話をしよう!

アマチュア無線

ハム(別名;アマチュア無線)という趣味をご存知ですか。
無線機を使用し、電波を利用した趣味です。
電波を利用するということは、電波に国境はないので、調子が良ければ地球の裏までも電波は飛びます。
しかし、国内通信なら日本語で済みますが、海外となると国際標準語が必要です。
国際標準語とは、主に英語になります。
海外のアマチュア無線家と会話ができるのです。
語学のスキルアップや、海外の文化にも触れることのできる、有意義な趣味です。
「なま」の英会話ができるのです。

アマチュア無線(ハム)の免許を取ろう。


アマチュア無線には免許証と免許状が必要になります。
免許証は国家試験を受けて合格することが条件です。
この試験は、決して難しくはないのですが、結構なハードルになっています。
中学2年生程度の物理科学を理解できれば合格できます。
そう言うと理系を毛嫌いしている人も多くいますので、ただ単に覚えましょう。
試験の時までで大丈夫です。
小学生でも合格できる易しい試験ですが、馬鹿にしてかかると落ちます。
近道もあります
養成講習会と呼ばれるもので、2日間の講習を受け、修了試験に合格すればOKです。
合格の2文字を勝ち取れば、はれてアマチュア無線技士を名乗れますよ。

コールサインをもらおう!

免許証を取れたら、海外交信可能な無線機を選定、購入しましょう。
(無線機購入の際、お店の人に聞いて、技適合格済みのHF帯の無線機を購入しましょう。)
無線機に基づいて、無線局免許状を申請します。
基本は書面で申請をするのですが、インターネットの方が料金が割安にセットされています。
免許状の有効期限は5年ですが、世界に一つだけのコールサインがもらえます。
これで開局です。
あと、電波利用税があり、年間300円となります。
これで、晴れて「アマチュア無線技士」として運用開始となります。

海外長距離(DX)通信可能な無線機と周波数

無線機

HF帯の無線機は、ちょっとだけ値が張り、大型になる傾向があります。
理由として、周波数が低くなると、波長が長くなるので、少し大型になります。
最近では、小型で高性能な無線機が発売されて注目を集めていました。
それが、アイコムのIC-705です。
メーカーさんから何ももらってはいませんが、使いやすいコンパクトなHF帯の無線機
だと思っています。
色々な機能も充実しているので、お勧めです。
電波の出力が5Wですが、外部電源を付けると10W出すことが可能になります。
4級アマチュア無線技士の使用できる無線機の最高出力が10Wなので、免許の範囲内の
無線機になります。

周波数帯

海外との長距離通信に向いているのは、HF帯です。
4級アマチュア無線技士がエントリーできる周波数は、
3.5MHz帯・7MHz帯・21MHz帯・24MHz帯・28MHz帯
になります。
季節や時間帯に寄て、また、そのほかの要因によって電波伝搬が異なることから、
いつも海外と繋がるとは限りませんが、ひとたびバンドがオープンすれば、
お祭り状態になります。

アマチュア無線の楽しみ方

アマチュア無線には、多くの楽しみ方があります。

カードを集める

アマチュア無線の慣習で、QSLカードと言うものを発行しています。
これは、交信証と言われており、あなたと交信したことを証明するというカードになります。
交信した時のデーターが記載されたカードです。
絵葉書のように綺麗なカードもあり、収集しても面白いですよ。
最近は、経済的や個人的な理由で発行していない無線局も多くなっています。
また、電子化も進んでおり、電子QSLなるものも登場し、
インターネットで完結する場合もあります。

アワード

アワードとは、「達成賞」みたいなものです。
例えば、日本国内全部の都道府県と交信をしたとか、決まったルールに従い、
一定のところに達成したところで、申請をすれば、賞をもらえるゲームです。

コンテスト

国内や国際的な枠組みで大会が行われています。
コンテストによってルールーは違いますが、点数をつけ、自分の交信メモを
大会審査に送付して順位がもらえるものです。

アマチュア無線を利用して、スキルアップ!

私は、初めて外国の人と英語で会話をしたときは、手が震え、ガタガタでした。
何を話したのかもぶっ飛んでしまい、何も覚えていませんでした。
それくらい緊張しました。

とりあえず、簡単な日常会話ができれば、OKです。
最初は緊張するかもしれませんが、慣れてくると、何とか会話がつながるようになります。
だんだん楽しくなっていくこと、間違いありません。
慣れてくれば、雑談もできるようになります。
トライあるのみで、「習うよりは慣れろ」と言う感じですかね。

まとめ

このように、海外と「なま」に会話ができるのは、素晴らしいことだと思います。

アマチュア無線家は、常にその機会を狙っているのです。

ぜひ皆さんも、わくわくする楽しい思いを体験してください。

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